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信号待ちの時など、立ち止まっている時に下半身のぐらつきを感じていました。それほど気にしていなかったのですが、ある日、自転車で運転中、バランスを崩して転倒してしまいました。そのため整形外科に行ったのですが、その際に医師に下半身のぐらつきの話をしたところ、念のためMRIでの検査を勧められました。その結果、胸椎黄色靭帯骨化症と診断されました。
その後、症状が悪化し、杖での歩行が必須となりました。背中と下半身に常に激しい痛みとしびれ、ぐらつき、脱力感があります。そのため、杖がなければ立ったり歩いたりができない状態です。家の中でも常に杖を使用し、同じ姿勢を保つことが困難です。
また、かがむことが出来ないため、和式のトイレ利用や物を拾うこと、靴下をはくことができず、ズボンの着脱も困難です。そのため、日常生活に大きな支障が出てしまいました。
今回のケースでは、自転車で転倒した際に行った整形外科が初診日になります。そのため、整形外科で初診日の証明書を取得しました。
その後、次第に症状が悪化して日常生活に大きな支障が残ってしまいました。杖がなければ歩行はできず、1日中、背中や下半身の痛み、しびれと向き合いながら過ごしています。そのため、買い物や家事などはすべて家族が行うことになりました。当事務所では、病歴・就労状況等申立書を作成する際、日常生活の支障の程度をかなり詳しく記載しました。それにより、適切な等級での受給を目指しました。
障害等級は障害基礎年金1級。約3年さかのぼって障害年金が支給されました。
初診日は自転車で転倒した際に受診した病院になること
今回は、自転車で転倒した際に整形外科を受診しましたので、初診日はその日になります。幸い、カルテも残っていたため、スムーズに申請ができました。
家事は全くできず、食事・入浴・着替えなどの日常生活の動作においても、家族の援助が必要となりました。また、立位の保持や階段の上り下りなどはできないほど、症状が進んでしまいました。
黄色靱帯骨化症の症状により労働は不能であり、パートを退職せざるを得なくなりました。
このような点が考慮され、対象者は障害年金を受給できるようになりました。
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